この記事では、肌表面の構造に続いて肌断面の構造を図解でわかりやすく解説します。
肌の断面構造を知ることで、「自分の悩みがどの層に表れやすいのか」「その原因」が分かります。
肌の3層構造とは？
肌断面は、表皮・真皮・皮下組織の3層に分かれています。
| 層の名称 | 厚さの目安 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 表皮（ひょうひ） | 約0.2mmと覚える ※個人差で約0.1〜0.2mm | ”見た目（なめらかさや透明感）”の土台 |
| 真皮（しんぴ） | 約1.8mmと覚える ※個人差で約1.0〜3.0mm | ”若々しさ（ハリや弾力）”の土台 |
| 皮下組織（ひかそしき） | 個人差大 | “ふっくら感”の土台 |
表皮 肌の”見た目（なめらかさや透明感）の土台”
- 厚さ：約0.2mm
- 役割：外界から肌を守る、水分保持
《よく聞くキーワード》ターンオーバー 肌の生まれ変わり 角質層 メラニン 肌表面 皮脂膜 ゴワつき ザラつき シミ 小ジワ 透明感 くすみ 乾燥 にきび 肌荒れ
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真皮 肌の“若々しさ（ハリや弾力）の土台”
- 厚さ：約1.8mm
表皮の厚さは約0.2mm｜表皮＋真皮の厚さは約2.0mmと覚えると覚えやすい!
- 役割：ハリ・弾力を支える、水分を抱え込む
≪よく聞くキーワード≫コラーゲン エラスチン ヒアルロン酸 線維芽細胞 毛細血管 エイジング ハリ 弾力 シワ くすみ 黄くすみ 乾燥
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皮下組織 肌の“ふっくら感”の土台
・厚さ：個人差や部位によって数mm~数cmと言われる
皮下組織の厚さは覚えなくてもいいよ！皮下組織は表皮と真皮を支えているため急激なダイエットで急速にしぼむと、肌表面もたるむ（毛穴も目立つ）ことがある・・・
・役割：衝撃吸収、保温、脂肪層
≪よく聞くキーワード≫皮下脂肪 脂肪細胞 クッション機能 保温 エネルギー貯蔵 体脂肪率 たるみ
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皮下組織の働きとは？クッション・保温・ボリュームを支える深部の役割を解説 | 美容知識【基礎⑦】準備中
まとめ
自分の肌悩みが 「どの層に原因があるのか」 を知るだけでも、スキンケア選びは感覚ではなく理論的に判断できるようになります。
さらに、化粧品でアプローチできるのは主に 表皮（なめらかさ・潤い） と 真皮（ハリ・弾力）。
つまり、この2つの層を理解しておくことは、「どんな成分を選ぶべきか」「どのケアが効果的か」を見極める基準にもなります。
―今回のポイント―
- 肌の3層構造は「表皮」「真皮」「皮下組織」
- 厚さは、表皮が約0.2mm、真皮を合わせると約2.0mm
- 表皮は見た目、真皮は若々しさ、皮下組織はそれらの土台にもなりボリュームを出す
次回は表皮の働きをさらに詳しく解説▶表皮の役割とは？肌荒れの原因とも深く関わる知識をわかりやすく解説｜美容知識【基礎④】
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