皮脂が多くてテカる、メイクが崩れる、毛穴が開きやすい、ニキビができやすい——。
これらはすべて「皮脂過多」によく見られる悩みです。
皮脂過多は、気温・ホルモンバランス・乾燥・生活習慣など複数の要因が重なって起きます。本記事では、皮脂過多の原因と改善方法を専門的に、でもやさしく解説します。
皮脂過多とは?その特徴と代表的な悩み
皮脂過多とは、必要以上に皮脂が分泌されている状態です。皮脂は汗と一緒に肌を守る働きをしますが、多すぎると以下のようなトラブルを引き起こします。
- 顔がすぐにテカる
- メイクが崩れやすい
- 毛穴が開きやすい
- ニキビ・吹き出物ができやすい
- 皮脂が酸化し、肌がくすんで見える
- 皮脂がたまるところに赤みがでやすい
- ざらつきが気になる
特に”Tゾーン(額・鼻)”だけ皮脂が多い部分的な皮脂過多もよく見られます。
皮脂過多になる原因
①気温と湿度
皮脂分泌は温度に大きく影響されます。気温が上がると皮脂腺が活性化し、30℃前後で皮脂が急増しやすいことが知られています。だから、脂性肌や混合肌の方は暑い日に悩みがでやすいのです。
- 運動後・サウナやお風呂後
- 冷暖房による乾燥や温度差
- 暑い日の外出
なども皮脂を増やします。
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②ホルモンバランスの乱れ
ストレス・睡眠不足などでアンドロゲン(男性ホルモン)が優位になると皮脂が増えます。加えて、女性は生理前にプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増加し、皮脂腺の働きが活発になると皮脂が増えます。
③インナードライ
洗いすぎ・拭きすぎ・アルコール過多アイテムの使用で角層が乾燥すると、
肌は「乾燥から守ろう」と皮脂を余計に分泌します。
これがインナードライ(内側は乾いているのに表面がベタつく状態)。
⑤体質・遺伝
皮脂腺がもともと活発は人(特に脂性肌や混合肌)は、環境に関係なく皮脂が多い傾向があります。
よくある勘違いとNGケア
❌皮脂は悪者だから取り除けばよい
余分な皮脂も取り除くことは大事ですが、取りすぎると乾燥が進み、皮脂が増える悪循環に陥ります。皮脂量は”毎日変わる”のでバランスが難しいですが
- クレンジングや洗顔はTゾーンからのせ、頬は長くしすぎない
- 寒くなってきたら肌の”つっぱり度合”を気にして洗顔を決める
- ぬるま湯で洗顔をする
- 洗顔料を使っての洗顔をしすぎない
などの工夫が大切です。
❌皮脂が多い=油分による保湿不要
これは私の経験でもありますが、皮脂が多いからと油分を抜いても改善にはつながらず、むしろ悪化します。必ず『水分+油分』の組み合わせで行いましょう。
皮脂過多を改善する方法
①朝は”優しめ洗顔”、夜は”しっかりクレンジング”
- 朝:泡を軽くのせるだけ(擦らない)
- 夜:皮脂・メイク・毛穴汚れをきちんと落とす
「取りすぎず残しすぎない」基準は自分で判断するのがベストです。
②水分で満たし、油分は必要最小限に
油分を全く補わないのはNGです。油分が苦手なのであれば、化粧水はべたつかない種類を選び、油分は軽めなものから始めてみましょう。ペットを飼っている家庭であれば、スキンケア用パウダーもあるので検討してみるのも良いです。スキンケア後もペットの毛がつきにくくなります。
③熱刺激を避ける
暑い日、運動後・外出後・入浴後の顔のほてりは皮脂増加の引き金になります。クールダウンをする、ティッシュオフするなどのこまめなリセットも効果的です。
④インナードライを改善
- 保湿成分:セラミド
- 抗炎症成分:グリチルリチン酸2K
- 皮脂調整:ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド(特に相性◎)
などは成分としては効果的です。
⑤食生活と生活習慣の見直し
睡眠不足やストレスをできるだけ少なくする工夫、水分をこまめに摂取するなどの見直しも必要です。
まとめ:皮脂過多は”温度”と”バランス”で整える
皮脂過多は、
「取りすぎない」「詰まらせない」「水分・油分を入れる」
この3つのバランスで改善できます。
さらに、皮脂は気温や環境に強く左右されるため、
暑い日と涼しい日でスキンケアを“替える”のはとても理にかなっています。
次の講座はこちら▶【ニキビとは?】原因・特徴・改善方法を3分で専門的にわかりやすく解説


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