皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。
今回取り上げる皮下組織(ひかそしき)は、もっとも内側に位置する層で、体を守り、支える“クッション”のような存在とよく例えられます。
スキンケアの範囲にはなりませんが、美容や体型、肌の見た目と深く関係しています。
以前の講座を受けていない方はこちら▶【肌の3層構造とは?】基本構造と役割をわかりやすく解説 | 3分でわかる美容知識 基礎③
皮下組織については美容医療分野では位置や脂肪量など重要であるものの、化粧品分野での知識としてはそこまで重要ではありません。
皮下組織の構造
皮下組織は、体温保持・衝撃吸収・エネルギー貯蔵の役割があります。化粧品業界ではこれだけ覚えておけば問題ありません。
詳しい皮下脂肪まわりの構造はこちらです。皮膚は表皮と真皮を指します。

皮下組織の主な役割4つ
体温を守る「断熱材」
皮下脂肪は、外気温の変化から体温を守る役割があります。寒いときに体が冷えにくいのは、皮下脂肪のおかげです。
外部衝撃から体を守る「クッション」
転んだりぶつかったりしても、内臓や筋肉が守られるのは皮下組織が衝撃を吸収しているためです。
エネルギーを貯蔵する「ストック庫」
脂肪細胞に蓄えられたエネルギーは、飢餓状態などに備える重要な機能です。ただし、過度に蓄積されると肥満につながります。
肌の”形”の見た目に影響
私がお客様をみてきた経験上、皮下脂肪が薄いと年齢を重ねるとともにハリがなくなり、たるむことがあります。逆に皮下脂肪が多すぎるとハリはありますが、筋肉を支えきれなくなることによってたるみます。
同じ「体重」でも、皮下脂肪のつき方や筋肉のつき方で見た目が変わります。美容医療ではこの皮膚より深い部分が関係していることも多いです。

結局、皮下脂肪は”多くても少なくてもたるむ”のね!
| 方法 | ポイント |
| 適正な体脂肪率を保つ | ダイエットのしすぎは老け見えにもつながる 20代後半~でも、急激な体脂肪率の減少はたるみにより毛穴を目立たせることがある |
| 筋トレ+有酸素運動 | 皮下脂肪を適度に燃やしつつ、体の土台を整える 美肌因子がでるという研究もある |
| タンパク質・ビタミン・良質な油の摂取 | 脂肪代謝とコラーゲン維持に必要 |
| むくみケア | むくみはセルライト悪化の原因に |
まとめ
「皮下組織」はスキンケアにおいては、あまり重要ではありません。しかし”皮膚を支え、見た目を若々しく維持する”ためには重要な組織です。なぜなら、皮下組織は真皮や表皮を支えているからです。さらに下には筋肉や骨があり、皮下組織を支えています。
若々しさという顔の形を維持するためには重要な組織と言えます。
―今回のポイント―
- 皮下組織は体を守る最終防衛ラインであり、体温保持・衝撃吸収・エネルギー貯蔵を担う層
- 美容的には「たるみ」「輪郭印象」「セルライト」と関係が深い
- スキンケアだけでなく 食事・運動・生活習慣との総合ケアが重要
肌表面だけでなく、皮膚の“奥の構造”を知ることで美容はもっと戦略的になります。
次の講座はこちら▶ 準備中 【肌表面を描いてみよう!】アウトプット|5分で描ける実践講座 基礎⑧


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