「皮膚とは何か?」と聞かれると、「体を覆う膜」というイメージを持つ人が多いですが、実は私たちの体を守るために多くの役割を担っています。
この記事では、美容やスキンケアの基本となる 皮膚の役割を初心者にもわかりやすく解説します。 正しいスキンケアをするためには、まず「皮膚の仕組み」を知ることが大切です。
皮膚とは?
人体最大の臓器(成人で約1.6㎡(畳1枚分ほど)・重さは体重の約16%ほど)と言われ、生命維持に欠かせない働きを担っています。
主な5つの役割

- 保護(バリア)機能:外的刺激(紫外線、乾燥、化学物質、摩擦などの物理的刺激・・・)から体を守るとともに体内からの水分蒸発を防ぎます。
 - 体温調節:体温を一定に保ちます。暑いときは発汗することで体温上昇を防ぎ、寒いときは血管収縮や立毛筋収縮(鳥肌)で熱を逃がさず維持します。
 - 感覚:触覚、痛覚、温覚、冷覚の5つの感覚をセンサーのように使って、外界の変化を素早く感知します。
 - 分泌・排出機能:皮脂や汗を分泌し皮膚を守ったり、体内の老廃物を排出したりします。
 - 貯蔵機能:皮下組織に脂肪を蓄えることで、外部の衝撃から体内を守るクッション的な役割や保温機能、エネルギー貯蔵の役割を果たします。
 
まとめ
私たちは普段、皮膚が「呼吸している」「守ってくれている」と意識することはほとんどありません。
しかし、“当たり前のようでいて実は高度なしくみ”を知ることで、スキンケアは「なんとなく塗るもの」ではなく、皮膚の働きを助けるための行為 であることが理解できるようになります。
つまり、正しいスキンケアは
①皮膚のバリア機能を守る
②自分に合った水分と油分のバランスを見つけ、保つ
③刺激を与えすぎない
という “皮膚の機能に沿ったアプローチ”が基本 だということです。
ー今回のポイントー
- 皮膚は人体で最大の臓器
 - 皮膚には主に5つの役割(保護機能/体温調節/感覚/分泌・排出機能/貯蔵機能)がある
 
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