近年は、秋〜初冬の寒暖差に加え、12月の乾燥とイベント疲れが重なり、1月は肌自体が疲れている月です。それと同時に1月に対策をしておくと2月は元気な肌状態を作ることができます。
この記事では、年末の“肌疲れ”を引きずったまま迎える1月の肌状態と、今月こそ必要なスキンケアポイントをまとめます。
1月の肌|“年末疲れ × 真冬の本番”で揺らぐ季節
1月は一年でもっとも肌の乾燥感・ごわつき・くすみを実感しやすい時期です。
その理由は単純な「冬の乾燥」ではなく、
12月の生活ダメージ・ストレス・環境変化の蓄積を引きずったまま、
さらに“真冬の本番環境”へ突入するからです。
年末年始で生活リズムが乱れ、糖質や脂質の摂取量が増え、睡眠不足に陥る人も多いため、肌の巡りやターンオーバーは一段と停滞しがち・・・。
ターンオーバーの乱れには2つあったよね?▶【表皮の役割とは?】肌荒れの原因とも深く関わる知識をわかりやすく解説|3分でわかる美容知識 基礎④
1月に起きやすいトラブル
1月は1年のうち気温と湿度が最低を記録します。

- 強い乾燥(粉ふき・つっぱり)
- 角質肥厚・ごわつき
- 透明感の低下(寒さ × 酸素供給不足)
- 目元や口元の小じわ
- メイクのり低下
- 毛穴の詰まり(乾燥で皮脂が固まりやすい)
- 敏感・赤み・ひりつき
“乾燥 × 角質肥厚 × 巡りの低下”の三重苦が典型的な1月の肌です。
年末(12月)の肌疲れを引きずりやすい
1月の不調は、1月の環境ストレス+12月の生活習慣・環境ストレスの結果です。

①乾燥と室内外温度差によるバリア低下
12月は湿度30〜40%台が多く、暖房でさらに低下。
角層の水分は蒸発しやすく、バリア機能が弱まったまま年越しへ。
②睡眠不足・飲酒・糖質過多による巡り停滞
忘年会・イベント続きで以下が起こりやすい
- 活性酸素の増加
- 血糖値上昇→糖化(黄ぐすみ)
- 血流低下
- ターンオーバー遅延
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③急激な寒さと皮脂量の低下
15℃以下の日が増え、皮脂が硬くなり、保護膜が薄い状態に。
寒い日(気温15℃以下)の肌についてはこちら▶【寒い日の肌】はなぜ乾燥しやすい?|気温15℃以下でバリア機能が乱れる根本理由
1月の環境が肌をさらに揺らすポイント
①年間で最も気温と湿度が低い→皮脂分泌が最小レベルへ
1月は平均気温が年間最低レベル。
皮脂がほとんど出ない → 肌は無防備
乾燥肌・混合肌は特に不調を感じやすい月。
②湿度30%以下の日が多い→角層水分が蒸発しやすい
外気も室内も湿度が極端に低く、
“水分を入れてもすぐ逃げる”時期。
- 粉ふき
- メイク浮き
- 毛穴詰まり(乾燥で角栓が固まる)
③血流低下がピーク→肌自体のうるおい生成力も低下
寒さで末梢の血流が落ちると、
- 肌の栄養・酸素不足
- ターンオーバー停滞
- 黄ぐすみ・むくみ
- 乾燥の悪化
年末の生活疲れと重なり、肌の巡りは年間で最も鈍くなる傾向があります。
④生活リズムが乱れやすい
正月の長期休暇は、良くも悪くも生活が乱れがちです。
- 就寝時間がズレる
- 栄養バランスが乱れる
- 運動量が減る
これらはすべて皮脂過剰やターンオーバーの乱れから様々な肌トラブルを引き起こします。
1月のスキンケアポイント
①洗浄はお湯の温度に気を付ける
乾燥ピークのため、皮脂を取りすぎるのはNG。
朝はぬるま湯(32〜37℃)+摩擦ゼロで十分な人も。
②角質ケアは”しない勇気”も必要
角層が薄い状態でピーリングをすると逆効果。
ごわつきは“乾燥起因”(乾燥すると角層細胞もペラペラ剥がれる)であることが多いため、
- まずは水分補給
- 油分を意識する
- 角質ケアの頻度は行わないor1〜2週間に1回へ減らす
- 加湿器の湿度は60%くらい
③保湿は”油分の質と量”を調整する
- 脂性肌:油分厚塗りは詰まりの原因、水分重視+薄い油分
- 乾燥肌:夜はクリームで保護膜を強化
- 混合肌:Tゾーンは軽く、Uゾーンは厚めに、部位別が必須
④冷え対策で”巡り”を戻す
- 入浴でしっかり温まる
- 朝に白湯を飲む
- 体を温める食材を取り入れる(生姜、根菜など)
⑤生活習慣で”修復本能”を戻す
- たんぱく質・ビタミンB群を意識
- 甘い物・アルコールの摂りすぎを控える
- 睡眠リズムをできるだけ早く整える
まとめ:1月は”乾燥ピーク期のリカバリー月”
1月の肌は、
12月の生活疲れ + 冬の本番環境の影響で、不調が表面化しやすい時期。
- 乾燥
- くすみ
- ごわつき
- 巡りの停滞
これらは突然1月に起きるのではなく、
秋〜年末の蓄積ダメージの最終出口です。
1月は、肌を立て直す“リセット月”。
水分補給・油分の調整・冷え対策・生活リズムの見直しで、
まだまだ続く2月の乾燥を乗り切る土台を作れます!


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