季節の変わり目(16〜27℃)で起こりやすい肌悩み
- 乾燥(特に頬・口周り)
- Tゾーンのテカり・メイク崩れ
- 小鼻まわりのザラつき
- 赤み・敏感状態
- 毛穴の目立ち(乾燥+皮脂ゆるみの混在)
“乾燥と脂が同時に出る”という矛盾のような現象は
16~27℃帯の特徴そのもの です。
16~27℃は”ゆらぎ肌のゴールデンゾーン”
気温が16~27℃に推移する春・秋は、
「寒さと暑さの境目」であり、肌が最も不安定になりやすい時期です。
気温・湿度・汗量・皮脂量が大きく揺れ動くため、
乾燥しやすいのに、Tゾーンだけテカる
肌荒れしやすいのに、保湿すると重い
など、ケアの難易度が上がるのが特徴です。
季節の変わり目に肌が揺れる原因(16~27℃帯)
16〜27℃は、朝・夜の気温差が大きくなりやすく、
肌が外気温に追いつけず 角層の保水力が不安定 になります。
- 朝は乾燥
- 昼は汗ばむ
- 夜は再び乾燥する
この“温度と湿度の乱高下”が、ゆらぎ肌につながります。
参考文献▶秋から冬にかけて、肌のバリア機能は急降下‐健常肌の人ほど低下度が大きいので要注意〈ポーラ化成〉
湿度が急上昇・下降し、角層水分量が乱れる
春や秋は湿度も不安定で、
40~65%の範囲を行き来しやすい季節です。
湿度が下がる → 乾燥
湿度が上がる → 皮脂がにじみやすい
という変化が、乾燥+テカりが同時発生する原因 になります。
皮脂の“動き始めライン”に近づく
皮脂は 30℃前後で融点を迎えて柔らかくなる と言われています。
そのため27℃付近は、皮脂がゆるみ始め、テカりを感じる人が増加。
まだ“夏日”でもないのにベタつく人がいるのはこのためです。
春は花粉・秋は乾燥風で刺激が増える
環境刺激も16~27℃帯でピークに。
- 春:花粉・黄砂・PM2.5
- 秋:乾燥した風・紫外線A波
これらが肌表面に付着し、バリア機能の弱りと重なることで
赤み・ザラつき・かゆみ が起こりやすくなります。
服装と体温調節の乱れが汗と皮脂を不安定にする
春・秋は服装の調整が難しく、
汗ばんだり冷えたり を繰り返します。
体が温度調整を繰り返すことで、
汗腺・皮脂腺も不安定になり、Tゾーンがテカりやすくなります。
ではどうケアすべき?温度帯別に最適解を紹介
▶ 16〜20℃:乾燥優位の季節(保湿の見直し)
- 化粧水はとろみよりも「水分補給力」重視
- クリームは“薄膜”で十分(重いとニキビの原因に)
- 洗顔は泡で優しく、脂を取りすぎない
キーワード:乾燥対策・バリアサポート・低刺激
▶ 21〜24℃:最も不安定な季節(乾燥+テカりの混在)
- 朝の乳液・クリームは量を少なく調整
- Tゾーンだけ薄くサラッと
- ミスト化粧水(オイルイン)は乾燥した屋外との相性が◎
- クレンジングは摩擦レス重視
キーワード:ゆらぎ肌・気温差・テカりと乾燥の両立
▶ 25〜27℃:皮脂が動き始める気温帯(軽さ重視)
- “水分と油分”のバランスが非常に重要
- 朝は皮脂コントロール重視
- 夜は水分補給+薄膜クリームでOK
- メイクは皮脂吸着下地を部分使い
キーワード:テカり対策・皮脂・メイク崩れ
■ まとめ|16~27℃は「肌が乱れやすい理由」がはっきりある季節
- 温度差
- 湿度の乱高下
- 皮脂のゆるみはじめ
- 花粉・乾燥風
- 服装による体温変化
これらが重なることで、肌は一年で最もゆらぎやすくなります。
“気温でスキンケアを選ぶ”という考え方がフィットするのもこの季節✨
次は月ごとに肌状態を整理してみよう▶講座一覧(1~12月)


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