【くすみとは？】黄ぐすみ・茶ぐすみ・青ぐすみ…原因別に3分で徹底解説

肌の“透明感”を奪う「くすみ」。
実は1つの原因ではなく、複数の要因による肌色の変化 の総称です。

まずは種類ごとに整理しましょう。

くすみには主に５種類あります。

くすみには、黄ぐすみ・茶ぐすみ・青ぐすみ・グレーっぽいくすみ・赤ぐすみがあります。年を重ねると、複数のくすみが併発している場合も多いです。

５種のくすみの原因と特徴

①黄ぐすみ（糖化）

肌のタンパク質と糖が結びついて起こる「糖化」と酸化した脂質の分解物質がタンパク質と結びついて起こる「カルボニル化」が原因です。

糖化／カルボニル化すると肌成分が黄ばんだ色に変性し、顔全体が黄色っぽく重い印象になります。

• 糖化の際に生成される老化物質：『AGEs（終末糖化産物）』
• カルボニル化の際に生成される老化物質：「ALEs（カルボニル化タンパク質）」

≪特徴≫

• 透明感が落ちる
• 黄色っぽく疲れて見える

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業界では、糖化を『パンも焼き色がつく（これも糖化）ように肌も糖化すると黄みが強くなる』と説明することも多い！

『糖化やカルボニル化＝老化を加速させる現象』で、黄ぐすみだけではなくシワ・たるみ等も発生します。

②茶ぐすみ（メラニン）

紫外線・摩擦・炎症によりメラニンが増えて沈着すると、顔全体や部分的にトーンが落ちた“茶色いくすみ”が起きます。

≪特徴≫

• 茶色っぽい影やトーンダウン
• シミ手前のような色調変化

③青ぐすみ

血の巡りが悪くなると、血液が酸素不足になり、青黒く見えます。

≪特徴≫

• 目の下や顔色が青黒く見える
• 血行不良が背景にある印象（冷え症や運動不足など）

④グレーぐすみ（角質肥厚による乾燥）

ターンオーバーが乱れると、古い角質が溜まり、肌表面が灰色〜グレーっぽく濁ります。

ターンオーバーの復習はこちら▶【表皮の役割とは？】肌荒れの原因とも深く関わる知識をわかりやすく解説｜３分でわかる美容知識　基礎④

≪特徴≫

• 灰色っぽい濁り
• キメが乱れて光の反射が悪い状態

⑤赤ぐすみ（炎症）

乾燥・敏感・ニキビなどの炎症が続くと、うっすら赤味を背景にしたくすみ感が出ます。

≪特徴≫

• うっすら赤み背景のくすみ
• 敏感・炎症のサイン

種類別くすみの対策

①黄ぐすみ

• 糖質を控える
• 甘いもの・菓子パンの頻度を見直す
• 炭水化物の食べ方（食物繊維→タンパク質→糖質の順）

②茶ぐすみ

• UV対策を徹底する
• スキンケアや外的摩擦を最小限に
• 美白成分を取り入れる

③青ぐすみ

• 軽い運動やストレッチをする
• 肌を温める
• お風呂に浸かる
• 暖かい飲み物や生姜などを取る

④グレーぐすみ

• W洗顔を徹底する
• 古い角質を取り除く角質ケア（ピーリング成分）
• 肌を温める
• UV対策を徹底する

⑤赤ぐすみ

• 抗炎症系ケアを取り入れる
• 刺激要因を減らす（過度な角質ケア、摩擦、熱いお湯など）

種類別：くすみに効く成分比較表

まとめ

くすみは糖化・メラニン・血行不良・角質肥厚・炎症など、肌内部の変化によって光の反射が乱れている状態です。
原因に合わせたケアを選ぶことで、肌は自然と明るさと透明感を取り戻します。

次の講座はこちら▶【食生活で肌は変わる】3分で分かるニキビ・黄ぐすみ・酸化を招くNG習慣と改善法