乾燥とは?メカニズムを解説
角質層の水分量(NMFやセラミド)や皮脂量が不足し、バリア機能が低下した状態。肌は入れた水分も保てない状態のため、スキンケアをしてもその場ですぐに改善できることはない。また、外部刺激に弱くなり、かゆみや赤みが出やすくなる。
また、表面は角質がペラペラ剥がれている状態なので、化粧乗りが悪かったり粉をふいたりします。以下に当てはまる症状がある方は乾燥に注意が必要です。
- 肌がつっぱる
- 表面が白く粉ふく
- かゆみ・赤みが出やすい
- 化粧ノリが悪い・ひび割れる
- 季節・環境で状態が大きく変わる
- 肌が刺激に弱く、敏感になりやすい
- 小じわが目立ってきた
- 肌がくすんでいる

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乾燥が起こる主な原因
①バリア機能の低下
- 洗いすぎやゴシゴシとした刺激
- 強い刺激の成分やレチノール、シール状のスキンケア等
- 美容医療のやりすぎ
- 皮脂量が少ない状態での熱いお湯での洗顔
はバリア機能を低下させる原因です。通常、洗顔に最適な温度は32~37℃ほどと言われています。
②湿度・気温の低下

- 10~11月ごろから一気に湿度が下がる
- 10月ごろから気温が下がり、肌の回復力も低下
- 冷房や暖房でさらに乾燥
気温(湿度)に合わせて先回りケアをすることで乾燥を防ぐことができます。
③インナードライ
表面は皮脂で覆われているため、本人も乾燥の自覚はないことが多いです。しかし、内部は水分不足のため肌を守ろうと皮脂がでている状態です。そうなるとニキビや毛穴詰まりの原因にもなるので注意が必要です。
心地よい水分と油分のバランスを意識しましょう。
④年齢による変化
年を重ねると、
- セラミドやNMFの減少
- 皮脂量の減少
が起こります。水分・油分ともに減少してしまいます。
⑤生活習慣・ストレス
- 寝不足・冷え・ストレスでターンオーバーが遅くなることで、古い角質が化粧品の浸透を阻害し乾燥につながる
- マスクや枕などの摩擦によって肌がうすくなると、そもそも水分が逃げやすい肌をつくり乾燥につながる
などもあります。
乾燥肌を改善する方法
①落としすぎをやめる
- 洗顔:朝はぬるま湯のみでもOK
- タオルでこすらず、押し当てるだけで水分オフ
- 落としにくい日やけ止めやメイクの日以外はクレンジングオイルやバームなどの洗浄力を売りにしている商品は控える
②水分・油分をしっかり入れる
乾燥している場合は、肌の水分を保つ力自体弱っているので水分の後には必ず乳液やクリームで油分を多めに重ねることが必要です。
③セラミドでバリア機能を回復
- ヒト型セラミド(NP, AP, NG, EOPなど)が効果的
- クリームや乳液で“蓋をする”
- 化粧水→美容液→乳液/クリームの順に
④気温が低くなってきたら環境改善
- 加湿器を使う(湿度60%以上)
- 肌や身体を冷やさない
- 暖房の風が直接あたらないように
⑤生活習慣の改善
- 6〜8時の睡眠
- 冷え対策でターンオーバーを正常化
- たんぱく質・ビタミンB群・亜鉛を意識
- 水を適量飲む
乾燥に効果的な成分
水分保持&バリア修復
- セラミド(NP/AP/NG/EOP)
- NMF成分(アミノ酸・PCA-Na・乳酸Na)
- ヒアルロン酸
- スクワラン
- グリセリン
- シアバター
炎症・赤みのケア
- アラントイン
- グリチルリチン酸2K
- カモミラエキス
ターンオーバーを整える
- ナイアシンアミド
- ビタミンC誘導体(弱刺激タイプ。高濃度はNG。)
まとめ
乾燥は、『水分が少ない状態』もありますが、根本的な問題は『水分を守るバリア機能が弱っている状態』です。
- 落としすぎない
- 水分・油分をしっかり取り入れる
- セラミドでバリア機能を強化していく
- 環境と生活を整える
これだけでも乾燥にとってはすごく効果的です。


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