はじめに:誤解だらけの美容広告に惑わされないで
SNSや広告で、「塗るだけでシワが消える」「ニキビが一晩で治る」といった“魔法のような化粧品”を見かけることがあります。
でも、私が化粧品の世界で働いてきた経験から断言できます。
化粧品は“魔法”ではありません。
消費者を守るためにも言えることには、明確なルールがあります。
そのルールこそが 薬機法。
消費者を守るために存在する大切な法律ですが、知らない人が多いのが現状です。
薬機法って何?なぜ必要なの?
薬機法(旧・薬事法)は、簡単に言うと
「化粧品は薬ではない」という法律です。
なので、誤解されがちですがドクターズコスメといっても薬級に改善するということではなく、化粧品の範囲内でのスキンケアということになります。
もしルールがなければ…
- 「治る」「治療できる」と嘘をついてもOK
- 危険な成分を“安全”と言って販売できる
- 誇大広告で消費者が損をする
こういうことが起きてしまいます。
つまり薬機法は 消費者の安全・健康を守るための“盾”。
では、化粧品はどこまで効果を言える?
化粧品が言える効果は、法律で明確に決まっています。
✔ 言えること(OK)
- 肌を整える
- うるおいを与える
- 肌を保護する
- 皮膚をすこやかに保つ
- 清浄、洗浄
✔ 言えないこと(NG)
- シミが消える
- ニキビが治る
- シワを改善する
- 毛穴がなくなる
- 皮脂分泌を抑制する
- アトピーが治る
商品に紐づけてNGの表現をする企業があったら、それは“誇大広告”。
消費者目線ではありません。
詳しく専門的な知識をつけたい方はこちらをご覧ください▶日本化粧品工業連合会
化粧品等の適正広告ガイドライン
よいブランドに見えても、“過剰広告する=誠実じゃない”という事実
私もOEM、対面販売、教育、企画など、多方面で働いてきたから分かりますが…
本当に技術があるブランドほど“控えめ”で教育が行き届いています。悔しいほど控えめ…(笑)
逆に、
派手な言葉を使うブランドほど
- 研究データが弱い
- 成分の理解が浅い
- 効果を誤解させようとしている
というケースが多い気がします。
だから私は、過剰広告をするブランドは選んでほしくありません。
本音:化粧品で肌が劇的に変わることはありません
化粧品は“肌を良い方向にサポートするもの”。
治療ではありません。
9000人以上のお客様を見てきた経験からもそうです。
- 肌の質が一晩で変わる
- 長年の毛穴が一気になくなる
- 目の下のシワがスッと消える
- その化粧品を使うとインフルエンサーのようにすべての肌質に効果がある
そんなことは、化粧品では起こりません。
けれど
肌は確実に“少しずつ整っていきます”。
それを知っている人ほど、正しい美容ができる。
じゃあ、何を基準に選べばいい?
✔ 誠実なブランドかどうか
- 薬機法に沿った表現を守っているか
- 「肌が整う」「うるおう」など正確な言葉を使っているか
✔ 根拠を盛らずに説明しているか
データを過剰にアピールしたり、特許を誤解させるように使わないか。
✔ “続けることで意味がある”と正しく伝えているか
魔法のような変化を言わないブランドほど、信頼できます。
まとめ:あなたの肌を守るのは、正しい知識です
広告は華やかで、夢を見せてくれます。でもー
本当にあなたの肌を大切に思う企業は
“できること”と“できないこと”を明確に伝えてくれます。
実は、私も
“誠実さ” “科学的根拠” “消費者が選びやすい目線”
の中身に本気のブランドをこれから作ろうとしています。
どうか今日のコラムが
読者の「正しく選ぶ力」につながりますように。


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