あごにできる“しこりニキビ”が治らないのはなぜ?
秋から冬にかけて、あごに赤くて硬いニキビ(=しこりニキビ)ができやすい人が増えます。
触ると痛い・芯が見えない・治るまで長引く——そんな特徴を持つしこりニキビは、炎症が皮膚の深いところで起きているタイプです。
真皮の働きをチェック▶【真皮の働きとは?】エイジングに深く関わる知識をわかりやすく解説 | 3分でわかる美容知識 基礎⑥
この時期は「紫外線ダメージの後遺症 × 外的乾燥 × ホルモンバランスの乱れ」が重なり、特にあご周りにトラブルが集中しやすくなります。
| 原因 | 詳細 |
|---|---|
| 角質肥厚 | 夏の紫外線で角質が厚くなり毛穴出口が狭くなる |
| 乾燥によるバリア低下 | 湿度低下で角層の水分が減少し、刺激に弱くなる |
| インナードライ | 表面は乾燥しているのに皮脂は過剰な状態 |
| ホルモンバランス変動 | 生理前・ストレス時に皮脂分泌が増える |
| 摩擦刺激 | マスク・マフラー・手で触るクセなど |
特にあご〜フェイスラインはホルモンの影響を受けやすく、乾燥と皮脂バランスの乱れが同時に出やすい部位です。
秋冬に悪化しやすい理由「季節性ニキビサイクル」
- 夏に紫外線で角質が厚くなる
- 気温が下がり皮脂バランスが崩れる
- 湿度が低下し乾燥でバリア機能低下
- 毛穴詰まり+炎症 → しこりニキビ発生
- あご・口周りを中心に悪化しやすい
悪化させるNGケア
| NG行動 | なぜダメ? |
| 触る・潰す | 炎症が真皮へ → 赤み・色素沈着・クレーター化リスク |
| ゴシゴシ洗う・スクラブ | 乾燥&バリア崩壊でさらに炎症悪化 |
| オイル多めの保湿 | 毛穴詰まりを助長しやすい |
| 強いピーリングを急に始める | 炎症中の肌には刺激が強く悪化 |
正しいケアの順番は「炎症を鎮める→ 角質ケアの見直し→ バリア機能強化」
① まず炎症を鎮める(最優先)
- グリチルリチン酸2K(ジカリウム)
- トラネキサム酸
- アラントイン
- ナイアシンアミド
→ 赤みや痛みが強い時は薬(市販薬や皮膚科)で治しましょう。
② マイルド角質ケアで詰まりを防止
- AHA
- PHA
- 酵素洗顔(週1〜2回)
→拭き取りは今あるニキビには物理的刺激が多いかも・・・できる前のケアとして取り入れることをおすすめします。
③ インナードライ対策の保湿
- セラミド
- ナイアシンアミド(皮脂+バリア両方サポート)
→ 油分の重ね塗りではなく“水分+細胞間脂質”で満たす保湿へ。心地よい保湿を心がけましょう。
④日中は紫外線+摩擦対策
生活習慣も重要(特にあごニキビ)
| 影響要因 | 内容 |
| 生理周期 | 黄体期に皮脂分泌が増え悪化しやすい |
| ストレス | コルチゾール増加 → 炎症+皮脂増加 |
| 食生活 | 砂糖・乳製品・揚げ物多めで悪化する例多数 |
| 睡眠不足 | 修復ホルモン減少 → ニキビ長期化 |
肌環境や外部要因以外にも、生活習慣もニキビ悪化の元になります。筆者も実体験として実感しています。生理やストレスなどは簡単に変えられるものではありませんが、それが原因で皮脂分泌が増えたり、炎症しやすくなったりすることを理解しておきましょう。そうすることで、ニキビができる前の対策がとれるようになります。
まとめ
✔ 秋冬のあごニキビは 乾燥+角質肥厚+ホルモン乱れ が原因
✔ 「炎症を鎮める→ 角質ケアの見直し→ バリア機能強化」の順番が最短ルート
✔ 押す・削る・強ピーリング・拭き取りは逆効果になることも
✔ 正しいスキンケアと生活習慣で“しこり化”を防げる


コメント